幻辞.com

囚衣

しゅうい
名詞
1
標準
prison uniform
文例 · 用例
太田は柿色の囚衣を青い囚衣に着替へると、小さな連絡船に乘つて、翠巒のおのづから溶けて流れ出たかと思はれる樣な夏の朝の瀬戸内海を渡り、それから汽車で半日も搖られて東海道を走つた。
島木健作 青空文庫
親雀が狂氣のやうにその近くを飛びまはつてゐる時、青い囚衣を着て胸に白布をまいた雜役夫たちが、樋の中に竹の棒をつゝ込みながら何か大聲に叫び立ててゐる。
島木健作 青空文庫
囚衣から手拭のはしに至るまで、もう他では使用に堪へなくなつたものばかりを、擇りに擇つて持つてくるのである。
島木健作 青空文庫
病人達は、尻が裂けたり、袖のちぎれかけた柿色の囚衣を着てノロノロと歩いた。
島木健作 青空文庫
色の褪せた囚衣の肩に、いくつにも補綴があててあり、大きな足が尻の切れた草履からはみ出してゐる姿が、みじめな感じを更に増してゐるのであつた。
島木健作 青空文庫
細引が肉に食ひ入るほどに手首をしばり上げられ、ずた/\に引き裂かれた囚衣から露出した兩肩は骨ばつていた/\しく、どこかへ引きずられて行つたが、その夜から、この隔離病舍にほど近い狂人監房からは、咽喉の裂けるかと思はれるまで絞りあげる男の叫び聲が聞えはじめたのである。
島木健作 青空文庫
冷たい表情で無言のまゝ入つて來た二人の看病夫が、彼を助け起し、囚衣を脱がせて新らしい浴衣の袖を彼の手に通した。
島木健作 青空文庫
太田は柿色の囚衣を青い囚衣に着替えると、小さな連絡船に乗って、翠巒のおのずから溶けて流れ出たかと思われるような夏の朝の瀬戸内海を渡り、それから汽車で半日も揺られて東海道を走った。
島木健作 青空文庫
作例 · 標準
囚衣を着た男が連行されてきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
映画で囚衣姿の主人公を見た。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
囚衣は彼らの自由が奪われたことを象徴している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash