欠片
かけら
名詞頻度ランク #29693 · 青空 41 例
標準
fragment
文例 · 用例
なお半里も来て、下氷瀬というところになると、枯木と、石の欠片の沙漠地で、水は、細く、片寄せられて、流れている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
成程、羽織を着たものは、ものの欠片も見えぬ。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
悍しい、峻しい、冷たい、氷の欠片のような厳しい光の眼であった。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
あたまの皿ア打挫いて、欠片にバタをつけて一口だい。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
生芋の欠片さへ芋屋の小母さんが無代では見向きもしない時は、人間よりはまだ氣の知れない化ものゝ方に幾分か憑頼がある、姑獲女を知らずや、嬰兒を抱かされても力餅が慾しいのだし、ひだるさにのめりさうでも、金平式の武勇傳で、劍術は心得たから、糸七は、其處に小提灯の幽靈の怖れはなかつた。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
も一度顔を、と思うよって……」 丸官の握拳が、時に、瓦の欠片のごとく、群集を打ちのめして掻分ける。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
氷張る河のうへ、ぴしりうつ欠片、氷。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
ともあれ月から剥がれた粉が雨のように降り注いでゆくさながら月の欠片でできた蝶の群れ地にあって天空に焦がれながらまたも降り落ちてゆき(けして想いの叶わぬものたち!
— エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 『ポオ異界詩集』 青空文庫
作例 · 標準
震災の爪痕が残る海岸で、少年は波に洗われて角の取れた青磁の欠片をそっと拾い上げた。
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「あんなひどいことをしておきながら、彼には反省の欠片も見られない」と遺族は憤りをあらわにした。
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崩落現場にはコンクリートの欠片が鋭く尖った状態で散乱しており、不用意に近づくのは危険だ。
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机の引き出しの奥から出てきた色褪せた写真の欠片が、かつての賑やかな家族の食卓を思い出させた。
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標準
ounce (of truth, conscience, etc.)
作例 · 標準
彼は自分の非を認めるどころか、反省の欠片も見せようとはしなかった。
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彼の語る大層な武勇伝には、真実の欠片も含まれていない。
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「あいつには人の情けってものが、これっぽっちの欠片もありゃしないよ」
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数十年ぶりに訪れた故郷には、当時の面影の欠片も残っていなかった。
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