欠け
かけ
名詞頻度ランク #5313 · 青空 53 例
標準
fragment
文例 · 用例
今の詩に何が欠けてゐるといつて、感情よりも欠けてゐるものがあらうとは思へない。
— 中原中也 『詩壇への願ひ』 青空文庫
空には、晴れた空の一部分に黒い濃い雲形定規のやうな雲があつて、一寸欠け初めたばかりの月が、みえたり隠くれたり、可なり威勢よく渡れ亙つてゆくのが見られた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
そのためどこか骨ばっており、柔らかさの陰影に欠けるけれども、これがまた長所であって、他に比類のない印象の鮮明さと、感銘の直接さとを有している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
純粋に写生的の絵画句であって、ポエジイとしての余韻や含蓄には欠けてるけれども、自然に対して鋭い観照の目を持っていた蕪村、画家としての蕪村の本領が、こうした俳句において表現されてる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
頑なの心は、理解に欠けて、 なすべきをしらず、ただ利に走り、 意気銷沈して、怒りやすく、 人に嫌はれて、自らも悲しい。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
大雪田の石の峰を超えて、三角点の下に来た、木曾山脈を西に控えて、その間の高原を、天竜川が白く流れ、仙丈岳は渓谷を隔てて、その頂上の、噴火口と擬いそうな欠けたところが、大屋根の破風のように聳えて、霧を吐く窓になっている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
小御岳から、大沢へゆく間にも、「小御岳流れ」「大流れ」「白草流れ」が押しだして、大森林の一部分をブッ欠き、日当りのいい窓を明けて、欠け間から裾野にかけて、山麓の斜面を見せる。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
悪い雲が低く傾いて、その欠け間から月を見せる、立木の腹が、夜光の菌でもあるように、ボーツと白く明るくなった。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
作例 · 標準
「お気に入りのマグカップに小さな欠けを見つけちゃった。ショック……」
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割れた花瓶の欠けが絨毯の奥に入り込んでしまい、掃除に苦労した。
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「歯の欠けを埋める治療、麻酔が切れると結構ジンジン痛むんだよね」
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遺跡から見つかった土器の欠けをつなぎ合わせて、当時の生活を想像してみる。
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標準
wane (of the Moon)
作例 · 標準
夏休みの自由研究で、毎日欠かさず月の満ち欠けをスケッチした。
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「今夜は月が少し欠けていて、なんだか寂しげな夜空に見えるね」
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海の潮の満ち引きは、月の欠け具合と密接に関係しているんだって。
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望遠鏡を覗くと、月の欠け際のクレーターがくっきりと影を落としていた。
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