断片
だんぺん
名詞頻度ランク #9363 · 青空 754 例
標準
fragment
文例 · 用例
甚だ断片的な云ひ方であるけれども、一寸ピカソの言葉に同感を表してみたかつたまでである。
— 中原中也 『山羊の言』 青空文庫
不十分に、さては断片的に、誌すことは出来るにしても、尠くもこの小論中に書くとしたら全くの無意味でさへある。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
Je me suis dit : Laisse,Et qu'on ne te voie.qu'on ne te voie !!! ―――――――――― 以後出来る限り、僕は詩論の断片をお送りします。
— 小林秀雄に 『小詩論』 青空文庫
刈り株ばかりの冬田の中を紅もめんやうこんもめんで頬かぶりをした若い衆が酒の勢いで縦横に駆け回るのはなかなか威勢がいい、近辺のスパルタ人種の子供らはめいめいに小さな凧を揚げてそれを大凧の尾にからみつかせ、その断片を掠奪しようと争うのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
これらの石は皆雨に晒され、火に打たれた断片である、壊敗の形骸である、しかも血を踏まざる自然の零落は、未だ死んだこともなければ、朽ちたこともない、之を荒廃、寂莫、零落と呼べばとて、誰か彼等より、不死の性を奪う権力をか授けられたる、偉大なるは常念岳である。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
」 と云つた風な想念の断片が、私の頭をかすめるのであつた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
私は十六七の頃にはもう濃く礬水をひいた薄美濃紙を宛てがって絵巻物の断片を謄き写しすることも出来たし、残存の兜の錣を、比較を間違えず写生することも出来た。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
おまえがときどき「あんまり断片的の感想で、さっぱり判りませんね。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫
作例 · 標準
昔は断髪が流行した時期もあったようだが、今はロングヘアが主流だ。
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