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破片

はへん
名詞頻度ランク #17344 · 青空 1125
1
標準
fragment
文例 · 用例
高きより、風のただ中に、思ひ出の破片の翻転するをみたり。
中原中也 夏と私 青空文庫
そこには笹竹や芹などの雑草が生え、塵芥にまみれて捨てられてる、我楽多の瀬戸物などの破片の上に、晩春の日だまりが力なく漂っているのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
石小舎の前には、樺や偃松が、少しは生えて、生々しい緑が捨てられている、谷底一杯は石の破片で埋まっていると言って、いいくらいで、白壁のような残雪が、崖の腹からくずれかかってその破れ石の上を、継ぎ剥ぎに縫っている。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
夜は冷気のために雪が岩石の膚肌に凝結し、昼はそばから蒸発して行くので、冷熱の変化から岩石を破壊し、山体を陶器の破片のように滅茶滅茶にして散乱させる。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
それを破片岩(Debris)と称している。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
沢庵漬の重石程な岩石の破片が数町離れた農家の屋根を抜けて、囲炉裏へ飛び込んだ。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
落ちている破片の量から見ると、どうもこの二本は両脇の二本よりだいぶ高かったらしい。
寺田寅彦 静岡地震被害見学記 青空文庫
何とも知れない鳥の声が、瀬戸物の破片を擦り合すような鋭い叫声を立てている。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
作例 · 標準
爆発により、ガラスの破片が広範囲に飛び散った。
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考古学者は、古代の土器の破片から当時の生活を推測した。
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彼の心は、失恋によって粉々に砕けた破片のようだった。
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