黄桃
おうとう
名詞
標準
yellow peach
文例 · 用例
謡おうとうなろうと勝手だとな。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
売ってしまおうとうちのとっ様がいうと、馬はむっくりと起き上って、もう斯んなに脚が立つから、どうか売らずに置いてくれと、拝むように頼んで居る夢であった。
— 柳田國男 『夢と文芸』 青空文庫
「釣れたらさしみせんか」 実枝は重吉の横顔をふり仰いでそういうと、重吉は立ちどまって、おう、おうとうなずき、「さっき、それをいおうと思てな」と、今度はすらすらといいまた笑いだすのであった。
— 壺井栄 『暦』 青空文庫
このほどこころざし候て、しゅく(宿)の老のため、とらわれとなり申し候、いにしえのおうとうのごとく、くるしみをうけ申し候えども、のちの世、きくものかんぜざらん事あるべからず、すこしもうれいかなしみはなきものなり、めでたくかしこ。
— 第四部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
「――このほどこころざし侯て、宿老のためとらわれとなり申し候、いにしえのおうとうのごとく、くるしみをうけ候えども、のちの世きく者、かんぜざらんことあるべからず、すこしもかなしみはなきものなり」 それは七十郎の遺書の一節である。
— 第四部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
作例 · 標準
例句