譜
ふ
名詞頻度ランク #13929 · 青空 484 例
標準
(sheet) music
文例 · 用例
このあたりの景色|北斎が道中画譜をそのままなり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
そしてもしその唄が時の巴里の物足りなく思っている感情の欠陥へこつりと嵌まり込めばたちまち巴里じゅうの口から口へ移されて三日目の晩にはもうアンピールあたりの一流の俗謡の唄い手がいろいろな替唄までこしらえて唄い流行らしてくれるし譜本は飛ぶように売れ始まる。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
また、お決まりの癖が出たね」 長煙管で煙草を一ぷく喫って、左の手で袖口を掴み展き、着ている大島の男縞が似合うか似合わないか検してみる様子をしたのち「うっちゃってお置き、そうそうはこっちも甘くなってはいられないんだから」 そして膝の灰をぽんぽんぽんと叩いて、楽譜をゆっくりしまいかけた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
だまってその譜を聞いてゐると、そこらにいちめん黄いろやうすい緑の明るい野原か敷物かゞひろがり、またまっ白な〔蝋〕のやうな露が太陽の面を擦めて行くやうに思はれました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
リストが音楽商の家の階段を気軽にかけ上がって、ピアノの譜面台の上に置き捨てられたショパンの作曲に眼をつけて、やがて次第に引入れられて弾き初める、そこへいったん失望して帰りかけたショパンがそっと這入って来て、リストと背中合せに同じ曲を弾き出す場面には一種の俳諧を感ぜられて愉快である。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
それはヱルダー先生に Fisher Women の譜を借して貰つて稽古した。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
假りにも名人上手とうたはれた者は年をとつてつまらぬ棋譜を殘すべきでない――と自重を切|望したといふ。
— ―將棋いろいろ― 『下手の横好き』 青空文庫
それはいずれにしても、今のうちにこれらの滅び行く物売りの声を音譜にとるなり蓄音機のレコードにとるなりなんらかの方法で記録し保存しておいて百年後の民俗学者や好事家に聞かせてやるのは、天然物や史跡などの保存と同様にかなり有意義な仕事ではないかという気がする。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
作例 · 標準
ピアノの練習を始める前に、まずは譜を読んで全体の構成を把握する。
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祖父が大切にしていた古いバイオリンの譜が、押し入れから見つかった。
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複雑な和音の連続に、譜を追う目も次第に追いつかなくなってきた。
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標準
genealogy
作例 · 標準
名家の譜を辿っていくと、歴史上の有名な武将にまで行き着いた。
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家宝として受け継がれてきた譜には、一族の波乱万丈な歴史が記されている。
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親戚が集まった席で、最新の譜を披露しながら先祖の思い出を語り合った。
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標準
record of a game of go, shogi, chess, etc.
作例 · 標準
囲碁の対局後、打ち直しの検討のために棋士が詳細な譜を作成する。
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伝説の対局を再現した譜を見ながら、名人の絶妙な一手について議論した。
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新聞の将棋欄にある譜を確認して、最新の戦法を研究している。
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