訃
ふ
名詞頻度ランク #38969 · 青空 107 例
標準
news of someone's death
文例 · 用例
正直に云つて、だから辻野君の印象は私の中で、結局稀薄なものであつたのだが、今度訃報が来た時には、ハツと思つた。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
訃報を受取ることも、さう珍しいことでもないが、同年配の人の訃報を受取ることはまことに珍しい。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
私の習慣として、手紙は読んで了へば、大概棄てるし、殊に訃報は直ちに破くのであるが、此度も私は読み終るや破かうとしたが、ハツと思つて思ひとゞまり、薄墨色のインクで印刷された端書をもう一度マジ/\と見直した。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
その後|間もなく、ちやうど三|浦三|崎の宿屋に滯在中に訃音に接した時、私はまだあまりにまざまざしいその折の印象を思ひ出させられるだけに、哀悼の氣持も一そう痛切だつた。
— 南部修太郎 『文壇球突物語』 青空文庫
」「訃音がありましたよ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
そんな調子なら心配はあるまいと思っていると、急に訃報に接して驚きました。
— 岡本綺堂 『久保田米斎君の思い出』 青空文庫
小林蹴月君も訃音におどろかされて駈け付け、左の短尺を霊前に供えられる。
— ――甲字楼日記の一節―― 『叔父と甥と』 青空文庫
今日ではあまり用をなさないので、私も殆ど忘れていたが、今や先生の訃音を聞くと同時に、俄にかの字書を思い出して、塵埃を掃いて出して見た。
— 岡本綺堂 『一日一筆』 青空文庫
作例 · 標準
恩師の訃に接し、学生時代の懐かしい思い出が次々と蘇ってきた。
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突然の訃を受けた友人は、言葉を失いその場に立ち尽くしてしまった。
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新聞の片隅に載った小さな訃が、かつての名優の最期を知らせていた。
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