博学多識
はくがくたしき
名詞
標準
erudition and extensive knowledge
文例 · 用例
仮りに如何に博学多識の学者を案内として名所見物をするとしても、その人の所説にはそれぞれ何か確かな根拠はあるかもしれないが、それらの根拠を一つ一つ批判的に厳密に調べてみても一点の疑いのないという場合はむしろ稀であろう。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
学校の教科書を鵜のみにし、先人の研究をその孫引きによって知り、さらに疑う所なくしてこれを知り博学多識となるものはかくのごとき仕事はしとげられないのである。
— 寺田寅彦 『知と疑い』 青空文庫
如何に博学多識を誇っても、自己のエスプリを把握しておらなければ、それはただ単に文字に書かれた批評であるに過ぎない。
— 藤島武二 『画室の言葉』 青空文庫
鉄砲だの、時計だの、新式の航海術、天文、医学、万事に博学多識の南蛮の白坊主共が、神様といふと目の色を変へて霊魂の不滅だの最後の審判などと埒もないことを吹聴する。
— 坂口安吾 『鉄砲』 青空文庫
また一|面には彼は立派な教育を受け、博学多識で、何んでも知っていると町の人は言うている位。
— アントン・チエホフ Anton Chekhov 『六号室』 青空文庫
彼の友勝海舟彼を評して曰く、「先生博学多識、文武を兼ぬ、末技小芸といえども、通暁せざるなし。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
――「賜よ、お前は私を博学多識な人だと思つているのか。
— 下村湖人 『現代訳論語』 青空文庫
わしは、お身方のような、博学多識をあつめて、この大業に、扶翼協力させる親柱となるだけのものだ)(では、よほど厖大なお考えの下に?
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
作例 · 標準
彼の博学多識ぶりには舌を巻くばかりだ。
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その歴史家は、博学多識をもって多くの歴史の謎を解き明かした。
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博学多識な人々が集まるサロンは、いつも刺激的な議論で盛り上がっていた。
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