飛沫
しぶき
名詞頻度ランク #40421 · 青空 701 例
標準
spray
文例 · 用例
上り初めると蝶ヶ岳が見える、この山もそれに続く熊村岳(宛字)も、谷から渦まき※る飛沫のような霧に、次第に包まれて来る、足許には白花石楠花や、白山一華の白いのが、うす明るく砂の上に映っている。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
蝙蝠傘の上などに落ちて凍った雨滴を見ると、それが傘の面に衝突して八方に砕け散った飛沫がそのままの形に氷になっている。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
すると小さい飛沫になって落ちる水は寒い空気に触れ、皆|氷柱の形になって天井および中段の横木から垂れ遂には地上に達する。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
風落ちたれど波なお高く沖は雷の轟くようなる音し磯打つ波砕けて飛沫雨のごとし。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
終局の場面でも、人生の航路に波が高くて、舳部に砕ける潮の飛沫の中にすべての未来がフェードアウトする。
— 寺田寅彦 『映画雑感(2)』 青空文庫
大蛇と鰐との闘争も珍しい見ものであるが、なにぶんにも水の飛沫がはげしくて一度見せられたくらいでは詳細な闘争方法が識別できにくいのが残念である。
— 寺田寅彦 『映画「マルガ」に現われた動物の闘争』 青空文庫
水には落下の性を姿に現したプリムノという仙女と、流暢の性を現したカンリロエという仙女と、清浄を現したアカステという仙女と、飛沫を現したプレキサウレという仙女とが巣付いている。
— 岡本かの子 『噴水物語』 青空文庫
ただ水の一部分が時折り形を変えて泡になったり、飛沫になったりするだけです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
滝壺に近づくと、水しぶきが顔にかかって涼しかった。
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波が砕け散る瞬間、白い飛沫が空高く舞い上がった。
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咳やくしゃみをする際は、飛沫感染に注意が必要です。
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