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水煙

みずけむり異読 すいえん
名詞
1
標準
mist over a body of water
文例 · 用例
暫らく停まつて呼吸を入れてゐた船は、こつちを目がけて、走つて来る、難所中の難所といふ、やぐらの瀑へかゝつて来たときは、波から三尺ばかり船体が乗り出したと思ふと、水煙が噴水の柱のやうに立つて、船頭の黒い立像が、水沫の中から二体浮び出た、火影に映る消防夫の姿のやうに。
小島烏水 天竜川 青空文庫
忽ち夜の暗闇の中に劇しい水煙が立つて、一人の兵士が小川の中にバチヤンと落ち込んでしまつた。
南部修太郎 一兵卒と銃 青空文庫
さて某は僕を從へ我家をさして歸る途すがら曩に雲飛が石を拾つた川と同流に懸つて居る橋まで來ると、僕は少し肩を休める積りで石を欄干にもたせて吻と一息、思はず手が滑つて石は水煙を立て河底に沈んで了つた。
國木田獨歩 石清虚 青空文庫
太い雨が竿に中る、水面は水煙を立てて雨が跳ねる、見あげると雨の足が山の絶頂から白い糸のように長く条白を立てて落ちるのです。
国木田独歩 女難 青空文庫
貝殻でこしらえた外套を着て水煙草を片手に持って立っているのでした。
宮沢賢治 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 青空文庫
周章狼狽戸外に飛出して見ると、今迄は北斗七星の爛々と輝いて居つた空は、一面に墨を流せる如く、限りなき海洋の表面は怒濤澎湃、水煙天に漲つて居る。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
天は暗い、地も暗い、海の面は激浪逆卷き、水煙跳つて、咫尺も辨ぜぬ有樣、私は氣も氣でなく、直ちに球燈を點じて驅け出すと、日出雄少年も水兵等も齊しく手に/\松明をかざして、斷崖の尖端に立ち、聲を限りに叫びつゝ火光を縱横に振廻した。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
東雲の、遙か/\の海上より、水煙を揚げ、怒濤を蹴つて、驀直に駛け來る一艘の長艇あり、やゝ近づいて見ると、其艇尾には、曉風に飜る帝國軍艦旗!
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
作例 · 標準
早朝の湖には、幻想的な水煙が立ち込めていた。
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滝壺からは激しい水煙が舞い上がり、虹がかかっていた。
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川面を覆う水煙が、まるで絵画のようだった。
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2
標準
suien
作例 · 標準
五重塔の最上部には、美しい水煙が輝いていた。
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この寺の水煙は、平安時代の様式を今に伝えている。
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強風で水煙が傾いてしまったため、修復作業が行われることになった。
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