水滴
すいてき
名詞頻度ランク #23991 · 青空 327 例
標準
drop of water
文例 · 用例
この時でも水蒸気が露のごとく水滴になるには何か塵のごとき微細ないわゆる凝縮核が必要であるし、ガラスの表面の性質によってつきかたにいろいろ異なった状態があったり、その他いろいろこの水に聯関した面白い問題があるのである。
— 寺田寅彦 『研究的態度の養成』 青空文庫
その容器の中の空気に、充分湿気を含ませておいてこれを急激に膨張させると、空気は膨張のために冷却し含んでいた水蒸気を持ち切れなくなるために、霧のような細かい水滴が出来る。
— 寺田寅彦 『塵埃と光』 青空文庫
この水滴が出来るためには、必ず何かその凝縮する時に取りつく核のようなものが必要であって、これがなければ温度が下がっても凝縮は起らない。
— 寺田寅彦 『塵埃と光』 青空文庫
従ってこの際出来る水滴の数を顕微鏡で数えれば、そのような凝縮核の数が分る勘定である。
— 寺田寅彦 『塵埃と光』 青空文庫
それで昔の学者はこれを空中の水滴やまた普通の塵埃のためと考えたそうだが、今日では別にそういうものを考えずとも、空気のガス分子そのものの作用として充分に説明される事になった。
— 寺田寅彦 『塵埃と光』 青空文庫
いずれにしても空中の水蒸気が凝って水滴となったもので実質においては雲と少しも異なっておらぬ。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
野山の霧は消えやすいに反して市街の霧が消散し難いのは水滴の核になる塵の差違から起るという事である。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
霧の香 古書には「霧に匂ひのあるものなり云々」とあるが水滴ばかりでは香のあるはずはない。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
作例 · 標準
冷えたビールのグラスの表面に、大粒の水滴がいくつも結露して流れ落ちた。
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雨上がりの葉っぱの先で、宝石のように輝く水滴が今にもこぼれそうに揺れている。
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浴室の天井から冷たい水滴が肩に落ちてきて、思わず声を上げてしまった。
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標準
vessel for replenishing inkstone water
作例 · 標準
祖父の書斎には、青磁でできた可愛らしい鳥の形をした水滴が置かれていた。
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墨をする前に、水滴を使って硯の「海」の部分に慎重に数滴の水を垂らす。
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骨董品店で見つけた銅製の水滴は、使い込まれた渋い光沢を放っていた。
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