窈窕
ようちょう
形容詞-たる副詞-と
標準
graceful
文例 · 用例
そこには一種のなんとなく窈窕たる雰囲気があったことを当時は自覚しなかったに相違ないが、かなりに鮮明なその記憶を今日分析してみてはじめて発見するのである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
嘗て、ものに記して、東海道中、品川のはじめより、大阪まはり、山陰道を通じて、汽車から、婀娜と、しかして、窈窕と、野に、禽類の佳人を見るのは、蒲田の白鷺と、但馬豐岡の鶴ばかりである、と知つたかぶりして、水上さんに笑はれた。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
……窈窕たるかな風采、花嫁を祝するにはこの言が可い。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
しかり、窈窕たるものであった。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
私は、ここに隣席においでになる、窈窕たる淑女。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
」 彼は窈窕たる淑女と云った。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
高島田に花笄の、盛装した嫁入姿の窈窕たる淑女が、その嫁御寮に似もつかぬ、卑しげな慳のある女親まじりに、七八人の附添とともに、深谷駅から同じ室に乗組んで、御寮はちょうど私たちの真向うの席に就いた。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
……これなる窈窕たる淑女(――私もここにその人物の言った言を、そのまま引用したのであるが)窈窕たる淑女のはれ着の袖を侵したのは偶然の麁※である。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の優雅な舞は、まさに窈窕たる姿で観客を魅了した。
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若い女性が窈窕と歩く姿は、まるで絵画のようだった。
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昔の物語に出てくるお姫様は、皆、窈窕たる美人として描かれている。
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