膺懲
ようちょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
punishment (of an enemy)
文例 · 用例
初期のは市人の中の気慨のある者か或は武士の仕官の途に断念した者などが、武士の跋扈に反抗して之を膺懲し或は之に対抗する考へから起つたのであるらしいが、夫から以後、即ち天明前後から天保あたりへ懸けての侠客といふものは多くは博徒のやうな類である。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
「支那も昔は聖賢の教ありつる国」で、孔孟の生れた中華であったが、今は暴逆無道の野蛮国であるから、よろしく膺懲すべしという歌が流行った。
— 萩原朔太郎 『日清戦争異聞(原田重吉の夢)』 青空文庫
僕はこの機会に、あいつらの排他的な思想を膺懲してやろうと思っているのだ。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
妾は女性としての恋を捨て、優しさを捨て慎しやかさを捨てゝ、たゞ復讐と膺懲のために、狂奔する化物のような人間になろうとしているのです。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
瑠璃子は、復讐と膺懲の手段として、結婚すると云う。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
妾は女性としての恋を捨て、優しさを捨て慎しやかさを捨てゝ、たゞ復讐と膺懲のために、狂奔する化物のやうな人間にならうとしてゐるのです。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
瑠璃子は、復讐と膺懲の手段として、結婚すると云ふ。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
今の欧洲戦局を支配するものは米国の増援隊であり、その増援隊を活躍させるのは、米国造船能力の消長にあるのを思ふと独逸|膺懲の鑰は、とりも直さず、四十年|前の煙草屋の小僧の垢染んだ掌面に握られてゐる次第なのだ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
歴史上の多くの国が、敵国に対して膺懲を掲げて戦いを始めた。
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国家としての秩序を保つため、侵略行為には適切な膺懲が必要だと主張する者もいる。
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国際社会は、今回の武力行使に対して膺懲措置を検討している。
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