正殿
せいでん
名詞
標準
main temple
文例 · 用例
この魚の掛橋の盡きたところから眞つすぐに降りて行くと、ちやうど龍宮の正殿の階段の前に着くのです。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
浦島も氣をとり直して、兩腕をひろげ、魚の掛橋の外に一歩、足を踏み出すと、すつと下に氣持よく吸ひ込まれ、頬が微風に吹かれてゐるやうに涼しく、やがてあたりが、緑の樹蔭のやうな色合ひになり、琴の音もいよいよ近くに聞えて來たと思ふうちに、龜と並んで正殿の階段の前に立つてゐた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
この魚の掛橋の尽きたところから真つすぐに降りて行くと、ちやうど竜宮の正殿の階段の前に着くのです。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
浦島も気をとり直して、両腕をひろげ、魚の掛橋の外に一歩、足を踏み出すと、すつと下に気持よく吸ひ込まれ、頬が微風に吹かれてゐるやうに涼しく、やがてあたりが、緑の樹陰のやうな色合ひになり、琴の音もいよいよ近くに聞えて来たと思ふうちに、亀と並んで正殿の階段の前に立つてゐた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
官人はやがて正殿に登って坐った。
— 田中貢太郎 『富貴発跡司志』 青空文庫
和歌山県の神主の総取締りする人が新聞で公言せしは、神社は正殿、神庫、幣殿、拝殿、着到殿、舞殿、神餐殿、御饌殿、御炊殿、盛殿、斎館、祓殿、祝詞屋、直殿、宿直所、厩屋、権殿、遙拝所の十八建築なければ設備全しと言うべからずとて、いかに神林大いに茂り四辺神さびたる神社を見るも、設備足らずとてこれを滅却す。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
この一札こそは、まさしく先々代の名所司代職板倉内膳正殿が、町人下郎共の賄賂請願をそれとなく遠ざけられた世に名高い制札の筈じゃ。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
堀|織部正殿恩顧の者共に候。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
作例 · 標準
伊勢神宮の正殿は、日本の伝統的な建築様式を今に伝える貴重な建物だ。
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新年には、多くの人々が厳かな雰囲気の正殿に参拝に訪れる。
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宮司が正殿の扉を開き、神々しい光が差し込んだ。
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標準
Shishiden
作例 · 標準
京都御所の紫宸殿は、即位の礼など重要な儀式が行われる正殿として知られている。
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時代劇で見る紫宸殿の風景は、まさに日本の歴史の正殿といった趣がある。
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天皇陛下が御即位される際には、この正殿で「高御座」に昇られる。
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標準
central building of a palace
作例 · 標準
古い宮殿の設計図には、中央に大きな正殿が描かれていた。
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城の中心にある正殿は、まさに権力の象徴だった。
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この遺跡からは、かつて壮麗な正殿が建っていたことがうかがえる。
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