宮殿
きゅうでん
名詞頻度ランク #8943 · 青空 1122 例
標準
palace
文例 · 用例
白人の子供も黒人の子供も、すべての人間の子供は、本來フアンタスチツクな夢の宮殿に住んでゐるのだ。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
その邸宅はもとノリッチ僧正(Bishops of Norwich)の宮殿であった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
「悲歌」の天使にとつては、過ぎし世の塔とか、宮殿とかは、ずつと昔から既に見えなくなつてゐるが故に、「實存」してゐるのです、そしていま我々の世界に立つてゐる塔とか橋などは、我々にとつてこそ實體のごとく存續してゐるけれども、天使にとつては既に見えざるものとなつてゐるのです。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『ドゥイノ悲歌』 青空文庫
読者よ、かくの如きは湖の宮殿に至る階の一|段に過ぎない。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
光を移してこちらの岸を見ると、こちらの右の方には大きな宮殿|様の建物があって、玉樹と地を劃して、欄中には奇石もあれば立派な園花もあり、人の愛観を待つさまざまの美しい禽などもいる。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
緑の焔はリボンのようで、黄色い焔は宮殿のようであった。
— 太宰治 『玩具』 青空文庫
その宮殿の屋根には美しい網がかかる。
— 宮沢賢治 『インドラ[※1]の網』 青空文庫
彼は戦争に勝つ毎に、宮殿の壁や廊下を数万の敵兵の新しい虐殺屍体で飾りその中で敵国の妃や王女を初め、数千の女性の悲鳴を聞いて楽しんだ。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
作例 · 標準
贅を尽くした宮殿の広間に足を踏み入れると、その圧倒的な荘厳さに言葉を失った。
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かつて国王が暮らしていた宮殿は、今では世界遺産として多くの観光客を魅了している。
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鏡を多用した宮殿の内装は、夜になるとシャンデリアの光を反射して幻想的に輝く。
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王宮の庭園から眺める宮殿のシルエットは、夕暮れ時が最も美しいと言われている。
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ウィキペディア
宮殿(きゅうでん)は、王族、皇族などの君主およびその一族が居住する、もしくは居住していた御殿。東アジアの場合、君主が政務や外国使節の謁見、国家的な儀式などを行う外朝部分と、君主が私的な生活を行う内廷部分に分かれる。中世ヨーロッパにおいては戦士階級と世俗君主階級が一体化していたため、城壁に囲まれた城砦の中に国王や領主が居住し、君主が住み政治的機能を有する城砦を宮殿と同時に呼ぶことが一般的であった。しかし、時代の変遷とともに城砦形式の有効性が低下したことなどから、防衛機能より見た目の豪華さ、壮大さや居住性を重視して、都市の中に建設されるようになった。ヨーロッパ大陸諸国では都市の中に建てられた貴族の壮麗な邸宅を指すことがある。ヨーロッパ諸語における「Palace(英)」、「Palast(独)」「 Palais(仏)」、「Palazzo(伊)」という表現は、古代ローマのローマの七丘の一つである「Palatinus Mons(パラティーノ)」に由来する。この丘にローマ貴族の多くが邸宅を建て、初代皇帝も居住したことによる。
出典: 宮殿 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0