一意専心
いちいせんしん
副詞名詞名詞-の形容詞
標準
single-mindedly
文例 · 用例
だから、家元ばかりはドンナ事があっても衣食に困らないようにして、芸道の研究に生涯を捧げ、時流に媚びず、批評家に過またれず、一意専心、自己の信念に向って精進せねばならぬ。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
今日から見ると、甚だ当り前のことであるが、とにかく、私は此所へ着眼して一意専心に写生を研究しました。
— 実物写生ということのはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
もう一つは私の目的は原書を読むに在て、蘭学医の家に通うたり和蘭|通詞の家に行ったりして一意専心原書を学ぶ。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
この時に当り一意専心、物理を探究して、造化の秘密を開くは人間無上の快楽にして、王公の富貴栄華も羨むに足らず。
— 福澤諭吉 『人生の楽事』 青空文庫
実に日本国の一大快事なれども、唯こゝに遺憾なるはその学者をして一意専心ならしむるの手段に就て意の如くならざるもの多きの一事なり。
— 福澤諭吉 『人生の楽事』 青空文庫
当時グローチゥスは三十六歳であったが、終身禁錮の刑に処せられても、少しも失望することなく、その身は獄舎の中にありながらも、夫人マリアの慰藉と奨励とを受けつつ、一意専心思いを著述に潜めておった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
しかしそれを満足させ、安心させて、一意専心舞台的訓練を積ませる方法はないものでせうか。
— 岸田國士 『幕は開かない』 青空文庫
五枚 こまかいものをすっかりしまってしまって二十五日からは一意専心小説にかかろうと思うものだから。
— 一九三七年(昭和十二年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は余計な雑念を払い、一意専心、目前の課題解決にのみ心血を注いだ。
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「一意専心に稽古に励んだ結果、ようやく自分の納得のいく音色が完成しました。」
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創業以来、我が社は顧客の満足度向上に一意専心取り組んでまいりました。
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難関校への合格を目指す彼は、遊びの誘いをすべて断り、一意専心、机に向かっている。
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