散漫
さんまん
形容動詞名詞頻度ランク #26179 · 青空 174 例
標準
vague
文例 · 用例
言換れば、彼の詩には猶事象そのことに対個人的な興味――結局これは詩に於ては散文に於けるよりも一層散文的なものとして留るもの――があつて、それが詩性を少しく散漫にしてゐると思ふのである。
— 中原中也 『菊岡久利著「貧時交」』 青空文庫
それなのに、かうした雑パクな云分といふものは、えてして散漫な現代の如き空気の中では一見よく響いたりするのだ。
— 中原中也 『文学に関係のない文学者』 青空文庫
(それゆえ却ってこの信念を樹立し合わなかった昔はお互いに或る部分が少し散漫な所もありました) さて、わたくし達は「夫婦」だなどと云われるとびっくりするようなへんな気がいたします。
— ――型でなしに 『家庭愛増進術』 青空文庫
こう考えて来ると、今度はまた「日本人」という言葉の内容がかなり空疎な散漫なものに思われて来る。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
第四にはセットの道具立てがあまり多すぎて、印象を散漫にしうるさくする場合が多い。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
お涌も皆三にむかっていると、あれほど気嵩で散漫だと思う自分がしっとり落付き、こまかく心が行届いて、無我と思えるほど自分には何にも無くなり、ひたすら皆三の身の囲りの面倒を見てやり度くなるのであった。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
自由詩の拍節は常に不規則であつて且つ散漫してゐる。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
即ち格調の曖昧な、拍子の不規則な、タクトの散漫で響の弱いものとして現はれる。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
作例 · 標準
集中力が散漫になってしまい、同じミスを何度も繰り返してしまった。
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「話が散漫で何を言いたいのかよく分からないよ」と上司に注意された。
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睡眠不足のせいで意識が散漫になり、授業の内容が頭に入ってこない。
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