法眼
ほうげん
名詞
標準
the dharma eye
文例 · 用例
法眼|正純の薬、名護屋にて宗叔の薬、又京の半井道三等の治療を受けたとある。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
保胤の兄保憲は十歳|許の童児の時、法眼既に明らかにして鬼神を見て父に注意したと語り伝えられた其道の天才であり、又保胤の父の忠行は後の人の嘖々として称する陰陽道の大の験者の安倍晴明の師であったのである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
法眼は学問があって律義の方、しかし其の律義さは余程、異っています。
— 岡本かの子 『茶屋知らず物語』 青空文庫
そこで師匠の法眼が劇場の何たるかを知らないのに附け込んで、斯う言いました。
— 岡本かの子 『茶屋知らず物語』 青空文庫
一つお詣りしていらっしては如何です」 法眼は暫らく立佇って考えていましたが、手を振って言いました。
— 岡本かの子 『茶屋知らず物語』 青空文庫
法眼は不断、紀州に住み、円通は大阪に住んでいました。
— 岡本かの子 『茶屋知らず物語』 青空文庫
そして「私は摂津国法福寺の円通と申す禅僧、これなるは紀州光明寺の法眼と申す連れの僧、御主人も在らばお目にかかり度い」 と堅苦しく申入れました。
— 岡本かの子 『茶屋知らず物語』 青空文庫
何の用事か知らないが、法眼、円通といえば当時噂に高い清僧たち、失礼があってはいけないと言うので、女中たちに云い含め、いとも丁寧に座敷へ通して正座に据え、自分は袴羽織で挨拶に出ました。
— 岡本かの子 『茶屋知らず物語』 青空文庫
作例 · 標準
厳しい修行の末に法眼を開いた高僧は、物事の表面的な現象に惑わされることなく、世界の真理を見通すという。
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仏像の額に刻まれた第三の目は法眼を象徴しており、一切の迷いを断ち切る智慧の光を放つとされている。
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彼は凡人には見えない因果の法則を読み取る、まるで法眼を持っているかのような鋭い洞察力を発揮した。
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標準
second highest priestly rank in Buddhism
作例 · 標準
彼は宗派での長年の功績と深い学識が認められ、僧侶として法印に次ぐ高位である法眼の位を授けられた。
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室町時代の高名な絵師である雪舟は、優れた芸術的才能によって法眼の称号を賜り、「雪舟等楊法眼」と呼ばれた。
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あの由緒あるお寺の住職は、若くして法眼の階位に昇り詰めた、宗門でも一目置かれる存在である。
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標準
title bestowed upon doctors, etc.
作例 · 標準
江戸時代、将軍家の奥医師として仕えた彼は、その卓越した医療技術によって法眼の称号を許された。
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狩野派の絵師たちは、幕府の御用絵師として活躍し、代々法眼や法印といった僧位に準じる称号を与えられていた。
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鍼灸の腕前が神業と噂されるその老医師は、町の人々から敬意を込めて「法眼先生」と呼ばれている。
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