放言
ほうげん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
careless remark
文例 · 用例
しかし私は、その娘の無責任きはまる放言を聞いて、或る暗示を與へられた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
以上は、虚傲の放言ではありません。
— 太宰治 『大恩は語らず』 青空文庫
自分の怪しう物狂おしいこの一篇の放言がもしやそれと似たような役に立つこともあれば、それによって幾分か僭上の罪が償われることもあろうかと思った次第である。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
従って上記のごときは俳壇の諸家の一粲を博するにも足りないものであろうが、しかし全然畑違いのディレッタントの放言も時に何かの参考になることもあろうかと思って、ただ心のおもむくままをしるしてみた次第である。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
しかしあまりにも無作法にこの特権を濫用したこの蕪雑なる一編の放言に対しては読者の寛容を祈る次第である。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
擦った揉んだの最中に巡的だ、四角四面な面あしやがって「貴様は何んだ」と放言くから「虫」だと言ってくれたのよ。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
長居は無用、おそれありと、顔も洗わずに素早く引上げたのですが、その時の自分の、「金の切れめが縁の切れめ」という出鱈目の放言が、のちに到って、意外のひっかかりを生じたのです。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
しかし私は、その娘の無責任きはまる放言を聞いて、或る暗示を与へられた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
酔いに任せて酒場で放言した政府批判の言葉が、後日彼を窮地に陥れることになるとは思いもしなかった。
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彼はテレビの討論番組で、根拠のない陰謀論をさも真実であるかのように放言し、視聴者から強い非難を浴びた。
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大臣の定例記者会見での無責任な放言が波紋を広げ、野党は一斉に辞任を要求する構えを見せている。
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