旧怨
きゅうえん
名詞
標準
old grudge
文例 · 用例
」「ワトソン君、それは僕の旧怨の者共さ。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
現在の弘徽殿の女御の嫉妬の対象は藤壺の宮であったからそちらへ好意を寄せる源氏に、一時忘れられていた旧怨も再燃して憎しみを持つことになった。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
梶秀吉がなにか特別の用務を帯びて南方へ渡る途中、台湾沖で乗船を沈められて亡くなったことを、正式に菊千代のもとへ知らせてくれたのも、永井さんでしたし、未亡人恒子さんの旧怨をすてた意向を受けて、告別式に出られるようそれとなく計らってくれたというのも、永井さんでした。
— ――近代説話―― 『高尾ざんげ』 青空文庫
一、二の藩が関ヶ原の旧怨を報いるようなものであってはなりませんね。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
しかして、その独立戦争の起こりし原因は、宗教上の旧怨、間接に相助けしや疑いをいれず。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
旧怨をわすれて、長く毛利家に仕える心はないか」 吉川元春も小早川隆景も、彼を優遇してこう沙汰したのである。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
旧怨を雪いで酌み交わそう。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
長州人は、「関ヶ原の旧怨をはらす」というのが、その真の目的であつた。
— 誰が日本民族の主人であるか 『天皇』 青空文庫
作例 · 標準
何十年も前の些細な口論が尾を引いて、村の二つの旧家の間には未だに根深い旧怨が渦巻いている。
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「もう昔のことじゃないか、いい加減にその旧怨を捨てて手を取り合おう」と長老が仲裁に入った。
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先代の相続争いをきっかけに芽生えた旧怨は、親戚同士の絆を無残に引き裂き、今や修復不可能な状態だ。
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彼が打ち合わせで頑なに拒否権を発動するのは、かつての商談で恥をかかされた旧怨があるからに他ならない。
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