寒行
かんぎょう
名詞
標準
winter spiritual austerities
文例 · 用例
」 と、寒行の口調で唱っているのがきこえて来た。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
寒の内には草鞋ばきの寒行の坊さんが来ます。
— 岡本綺堂 『二階から』 青空文庫
……・ひとりであたゝかく餅ばかり食べてゐる・足音が来てそのまゝ去つてしまつた落葉・今日のをはりのサイレンのリズムで・けふも雪もよひの、こんなに餅をもらうてゐる・星空冴えてくる寒行の大鼓うちだした 二月四日 晴、時々曇。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
夜の雨をついて寒行四人連れで来庵、御苦労さまでした。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
「さては寒行の行者修験者が、霧の中を通って行くと見える。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
正月の夜の心細い寒行の鉦の音がいまでもわたしをその往来へさそうのである。
— 久保田万太郎 『雷門以北』 青空文庫
○ 雪中の寒行者 我が家に江戸に二たとせ居たる僕あり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
かれがかたりしに、江戸に寒念仏とて寒行をする道心者あり、寒三十日を限りて毎夜鈴が森千|住にいたり刑死の回向をなす。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
作例 · 標準
「うわっ、この極寒の中で滝に打たれるなんて! 寒行に挑む修行僧の精神力には、ただただ驚かされるよ」
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毎年冬になると、近所の神社の境内で有志による寒行が行われ、参加者の気合の入った掛け声が街に響き渡る。
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自らの煩悩を払い、鈍った心身を叩き直すために、彼はあえて最も過酷な雪山での寒行の道を選んだ。
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