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仮葬

かそう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
temporary burial
文例 · 用例
かくてまず別に落ち度もなく、師匠の葬式は後嗣ぎがまだ子供の仮葬ではありましたが、生前名ある彫刻師として、まず恥ずかしからぬだけのとむらいを出したのでありました。
東雲師没後の事など 幕末維新懐古談 青空文庫
葬儀は二十四日に浅草の源通寺で仮葬を行なって、さらに日取りをきめて本葬を営むというので、わたしは個人としてもまた東京日日新聞社を代表しても、その本葬には是非とも会葬したいと思って、二、三日の後に再びやまと新聞社に電話をかけて条野採菊翁に聞きあわせると、本葬は見合わせになったらしいという返事であった。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
古代の仮葬場(殯所)に設けた障碍物が、直にもがりと言はれるやうになり、更に転義を経たものであらう。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
さうした喪葬の行事の重複から、仮葬と言つた気味あひを表現したがる傾向が現れて、もがりと言つた上に、更にかりもがりと言ふ「重言」のやうな表現が出来たのであつた。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
九月十日(月) 一日の激震の際小田原御用邸で薨去になった閑院宮寛子女王殿下の御仮葬(?
喜田貞吉 震災後記 青空文庫
」「与兵衛さんは、せめて死骸でも拾って、仮葬いでもしてやろうという御親切なんだね。
東海道の巻 大菩薩峠 青空文庫
九月二十五日に姉崎曽恵子さんの仮葬儀が行われたが、その翌々日二十七日の夜、黒川博士邸に心霊学会の例会が開かれた。
江戸川乱歩 悪霊 青空文庫
遠藤の父親が、国許から出て来て、仮葬を済ませたのが、やっと今日の午後のことで、部屋の中には、彼の持物が、まだ荷造りもせず、置いてあるのです。
江戸川乱歩 屋根裏の散歩者 青空文庫
作例 · 標準
本葬の準備が整うまでの数日間、遺体は寺院の奥に仮葬として安置されることになった。
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「今は仮葬だけど、いつか必ず立派な墓を建ててあげるからね」と、彼は静かに語りかけた。
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戦乱の最中に命を落とした将軍の遺骸は、敵の目を欺くため、人知れず山中に仮葬されたという。
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