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仮相

かそう
名詞
1
標準
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文例 · 用例
○ こゝまで来て我等は、仮相からもう一段深く潜り込んで見ねばならぬ。
有島武郎 運命と人 青空文庫
これらの人は物の真相と仮相とを分ち、我々が直覚的に経験する事実は仮相であって、ただ思惟の作用に由って真相を明にすることができるという。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
或一派の哲学者に至ってはこれと違い、経験的事実を以て全く仮相となし、物の本体はただ思惟に由りて知ることができると主張するのである。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
万物は神の表現であって神のみ真実在であるとすれば、我々の個人性という如き者は虚偽の仮相であって、泡沫の如く全く無意義の者と考えねばならぬであろうか。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
美醜の二相は仮相に過ぎぬ。
柳宗悦 民藝四十年 青空文庫
それらがみんな吸えるだけの熱量を吸って温かそうにふくれ上がっている。
寺田寅彦 病院風景 青空文庫
たとえば雨のふる日に傘をささないで往来を歩きたいと思ったとしても、なかなかそうはさせてくれない。
寺田寅彦 田園雑感 青空文庫
これは、この際誰しもそう思うことであろうが、それが実際はなかなかそうならないというのがこの人間界の人間的自然現象であるように見える。
寺田寅彦 津浪と人間 青空文庫
作例 · 標準
万物は常に流転しており、我々が目にしているのは一時の仮相に過ぎない。
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本質を見極めることなく、表面的な仮相に惑わされて判断を誤ってはいけない。
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「ふう、あの人の丁寧な振る舞いも、結局は自分を飾るための仮相だったのか」と彼は溜息をついた。
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