下層
かそう
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #17578 · 青空 638 例
標準
lower layer
文例 · 用例
みんな下層民の寄り集りぢやあないか。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
それである一つの歌と次の歌とが表面上関係はないようでも、それから少し下層へ掘込んで行くとどこかで、しっかり必然的につながっているように思われ、それを掘込んで行くときに結局|不知不識に自分自身の体験の世界に分け入ってその世界の中でそれに相当するつながりを索めることになります。
— 寺田寅彦 『書簡(※)』 青空文庫
こまかい事は言ひたくないが、私の生活などは東京でも下層に屬する生活だと思つてゐる。
— 太宰治 『金錢の話』 青空文庫
穂高といわず、槍ヶ岳といわず、奥常念、大天井に至るまで、万古の雪は蒸発しないで下層から解ける雪だ、死の如く静粛に、珠の如く浄美な雪から解けた水の、純粋性の緑を有することは、言うまでもない。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
やや湿って落ち付いた下層の落葉は朽ちた冷たい気配と共に彼の足踏みを適当に受け止めた。
— 岡本かの子 『伯林の落葉』 青空文庫
上層と下層における魚類の色を自然淘汰によって説明した動物学者があるが、その基礎とするところは海中における光の吸収の研究である。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
凍雨の方は上層で出来た雨滴が下層の寒冷な空気を通過するうちにだんだん冷却して外部から氷結し始めるということは、内部に水や不透明の部分のある事から推定される。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
また中層の温暖な層の上に雪雲がある場合には、そこから落ちる雪片の一部は中層を通る時に半融解して後に再び寒冷な下層に入って氷結し、前に挙げた特殊の形になるものと考えられる。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
作例 · 標準
「ペンキの缶を振ると、下層に溜まっていた重い顔料がゆっくりと混ざり合っていくのがわかった。」
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「大気の構造を調べると、下層ほど密度が高く、気象現象が活発に起きていることがわかります。」
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「地層を掘り進めていくと、下層から数万年前の火山の灰が層になって出てきた。」
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標準
lower strata (classes)
作例 · 標準
「彼は社会の下層から這い上がり、一代で巨大なビジネス帝国を築き上げた苦労人だ。」
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「このスラム街では、社会の下層に取り残された人々が互いに助け合って日々を凌いでいる。」
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「教育の機会が平等に与えられない限り、下層から抜け出すのは至難の業だろう。」
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