猛り狂う
たけりくるう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to rage
文例 · 用例
親類の者は猛り狂う封生を総がかりでなだめなだめ外へ伴れて往った。
— 田中貢太郎 『陳宝祠』 青空文庫
間もなくトンネルへさしかかると、列車はまるで猛り狂うた疾風のごとくその中へ突入したが、忽ちそこを突きぬけて、再びひらけた線路へ出ました。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『十時五十分の急行』 青空文庫
犬はなおも獲物へ喰いつこうと猛り狂うていたが、女房はそれを物ともせずに、呪いと歎きの言葉を口走りながら傍へ飛んで行って子供を抱きあげた。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『生さぬ児』 青空文庫
猛り狂う運命の晦冥を自分達の新しい生命は照輝するであろう。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
そして、このすさまじいあらしにも、猛り狂う炎にも、無関心でいられる星の世界が、あまりにも、ふしぎにみえたのです。
— 小川未明 『戦争はぼくをおとなにした』 青空文庫
天気の変わる前兆か、西の夕焼けは、気味の悪いほど、猛り狂う炎のように渦巻いて紅くなりました。
— 小川未明 『ちょうと怒濤』 青空文庫
ちょうど、このとき、小鳥は、真っ暗な、そして猛り狂うすさまじい海のあちらから、一筋の明るい光の射すのを認めたのです。
— 小川未明 『小さな金色の翼』 青空文庫
内に猛り狂う煩悩を宿し、外に、おのれを仇とつけ狙う三つの煩悩の鬼ありとも知らず、祖父江出羽守、千浪のやさしい顔姿に煩悩の火を燃やした末、弓削法外先生を討ち果たし、二重に、伴大次郎に、かたきとつけ廻されることになった。
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
作例 · 標準
長年の恨みを募らせた男が、ついに怒りで猛り狂い始めた。
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