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猛る

たける
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to rage
文例 · 用例
――吹きかはす銀の喇叭もたえだえに、渦巻き猛る楽の極、蒼海けぶり、悪の雲とどろとどろの乱擾に急忙しくも呪はしき夜のたたずまひ。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
午後六時、あな水底より浮びくる赤きわななき――妄念の猛ると見れば、強き煙草に、鉄の香に、わかき男に、顔いだす硝子の窓の少女らに血潮したたり、歓楽の極の恐怖の日のおびえ、顫ひ高まる苦痛ぞ朱にくづるる。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
そのうち戸外に猛る野分と本の綾とが解け合うようで、雨の飛沫も延々うねる波濤としか思われない。
THE FIVE ORANGE PIPS 橙の種五粒 青空文庫
――私は、二タ月も前から「武者窓日記」なる表題を誌した紙の上に、一字も続けずに突つ伏してゐるのだが、それを持つて猛る心を抑へ、薄暗いうら枯れた籠居の愚かな夢を払はうと努めてゐるのだが、一度び味はつた豪華な思ひ出に誘はれて、その他の感想は皆無であつた。
牧野信一 武者窓日記 青空文庫
」 すると、勇吉は、粗朶火を持たない左の手で、怒り猛る仁王のようにおしまにつかみかかりながら罵りかえした。
宮本百合子 田舎風なヒューモレスク 青空文庫
濡れて繁茂した竹が房々した大きい手、ふり乱した髪、その奥には眼さえ光らせて猛るようだ。
宮本百合子 雨と子供 青空文庫
不機嫌に蒼ざめたこの教師が、壁を汚したことによってどんなに怒り猛るかしれないと思うのであった。
本庄陸男 白い壁 青空文庫
あの恐ろしい自然の威力に猛る北国の冬の前の寂しい静かな秋風の吹く秋を人々は頼りない心で迎え送っていた十月、十月の第二土曜日には平一郎の学校の成績展覧会が極めて内輪に催される日であった。
地に潜むもの 地上 青空文庫
作例 · 標準
敵の残虐行為を知り、兵士たちの心は猛り始めた。復讐を誓う者もいた。
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2
標準
to be excited
作例 · 標準
試合開始の合図とともに、観客のボルテージは猛り始めた。歓声がスタジアムを包んだ。
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猛る(たける) — 幻辞.com