幻辞.com

地子

じし異読 ちし
名詞動詞-サ変
1
標準
type of land rent paid by farmers
文例 · 用例
──百姓をすると又、地子が高いの、取った米の値が安すぎるのとブツ/\こぼすであろう。
黒島傳治 自画像 青空文庫
」杜氏は人のいゝ笑いを浮べて、「親方は別に説明してやることはいらんと怒りよったが、なんでも、地子のことでごた/\しとるらしいぜ。
黒島伝治 豚群 青空文庫
――今年は不作だったので地子を負けて貰おう。
黒島伝治 豚群 青空文庫
どうせ取られる地子は取られるんだ。
黒島伝治 豚群 青空文庫
地主の下男は、地子を集めるのに、まず第一番に、おりくの家へ荷車を引いてやって来た。
黒島伝治 「紋」 青空文庫
清葉のその土地子に対して、徳と位と可懐味の有るのに対して、お孝は口の中に呟いた。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
と、下地子らしい十二三なのが、金盥を置いて引返して来て、長火鉢の傍の腰窓をカタンと閉めたので、お孝の姿は見えなくなった。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
「あの子はあんな好い器量で、お師匠さんも芸が出来そうだと云って褒めてお出だから、早く芸者の下地子にお出しと、わたしがそう云ったじゃありませんか。
森鴎外 青空文庫
作例 · 標準
中世の農民たちは、収穫した稲の一部を地子として領主に納める義務を負っていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古い検地帳を紐解くと、それぞれの土地に課せられた地子の額が詳細に記録されている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
地子の滞納が続くと、農民たちは耕作権を失い、村を追われることも珍しくなかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア

地子(じし/ちし)とは、日本の古代・中世から近世にかけて、領主が田地・畠地・山林・塩田・屋敷地などへ賦課した地代を指す。賦課した地目に応じて田地子・畠地子・塩浜地子・林地子・屋地子などと呼ばれた。元々、地子は生産物地代の性格を持ち、その土地の生産物が地子として納入されていたが、中世後期ごろから貨幣経済が進展していくと、貨幣による地子の納入が増加していった。そのため、米(稲)で納入する地子を地子米(地子稲)といい、銭で納入する地子を地子銭といって区別した。

出典: 地子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0