情事
じょうじ
名詞頻度ランク #43758 · 青空 273 例
標準
love affair
文例 · 用例
小さい時分から情事を商品のように取扱いつけているこの社会に育って、いくら養母が遮断したつもりでも、商品的の情事が心情に染みないわけはなかった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
客が情事めいたことをいって揶揄うと、ともよは口をちょっと尖らし、片方の肩を一しょに釣上げて「困るわそんなこと、何とも返事できないわ」 という。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
エナメルの雲 鳥の声、 唐黍焼きはみてやすらへば、熱く苦しきその業に、 遠き情事のおもひあり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
『もっともはなはだしい』という意味は無論彼らの情事に関することは言わないでも明らかである。
— 国木田独歩 『遺言』 青空文庫
それもそのはずで、読む手紙も読む手紙もことごとく長崎より横須賀より、または品川よりなど、初めからそんなのばかり撰んで持ち合ったのだから、一として彼らの情事に関しないものはない、ことごとく罰杯を命ずべき品物である。
— 国木田独歩 『遺言』 青空文庫
――稲葉家の格子へ巡査が来て、お孝にお前んの身の上|話いて、――何が嬉しい、……俺は二階で聞いて胆魂が煮くり返るに、きゃっきゃっきゃっきゃっと笑うて、情事の免許状ようなものを渡いて帰った。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
何にしろ人力車はすくなからず情事に交渉を持つたに相違ない。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
故に彼等は、男女の情事に聴き耳を立て、市井の雑聞を面白がり、社交や家庭にもぐり込んで、新聞記者的な観察をする。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
情事(じょうじ) 一般概念、普通名詞。 ありのままの事柄。事情。 男と女の間の情愛に関する事柄。色事(いろごと)。 → 恋愛 作品名、固有名詞。 情事 (1960年の映画) - 1960年公開のイタリア・フランス合作映画。ミケランジェロ・アントニオーニ監督。 情事 (森瑤子) - 1978年(昭和53年)に発表された森瑤子の小説。第2回すばる文学賞受賞作。 情事 (矢沢永吉のアルバム) - 1989年(平成元年)に発表された矢沢永吉のアルバム。 情事 (1998年の映画) - 1998年公開の韓国映画。イ・ジェヨン監督。 Mama's Affair アフェア
出典: 情事 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0