常事
じょうじ
名詞
標準
normal affair
文例 · 用例
口の中に真黒い血が一と塊泌み出いておる処を見ると、これは尋常事じゃないと気が付いた故、今日がきょうまで世間の噂を探りおったものじゃがなあ」 良助は頬冠りの上から頭に手を遣った。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
もっとも見知合いで、不断は、おい、とっさんか、せいぜい近小父、でも、名より、目の方へ、見当をつける若いものが、大師匠、先生は……ちょっと、尋常事ではないでしょう。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
……広縁をこの体は、さてさて尋常事ではない。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
こりゃ尋常事じゃありませんぜ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
王曰く、勝負は常事のみ、日中を過ぎずして必ず諸君の為に敵を破らんと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
将門が兵を動かして威を奮つてゐることは、既に源護、平良兼、平貞盛等の訴によりて、かねて知れて居るところへ、経基が此言によつて、今までのさま/″\の事は濃い陰影をなして、新らしい非常事態をクッキリと浮みあらはした。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
二「何う成るのだらう……とにかくこれは尋常事ぢやない。
— 泉鏡花 『雪靈續記』 青空文庫
些と尋常事でありませんな。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
作例 · 標準
貞治年間(1362-1368)には、多くの戦乱があったと歴史書に記されている。
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彼は、貞治という名前の友人を、いつも「さだじ」と呼んでいた。
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「この古い寺院の建築様式は、貞治の頃のものに似ているね。」
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