先君
せんくん
名詞
標準
previous lord
文例 · 用例
復讐の同盟に加わることを避けて、先君の追福と陰徳とに余生を送った大野九郎兵衛は、不忠なる元禄武士の一人として浄瑠璃の作者にまで筆誅されてしまった。
— 岡本綺堂 『磯部の若葉』 青空文庫
又其章の、門人が子思子に問われた言葉に、「昔は子の先君子出母を喪せる乎」とあるによれば、子思子の父の子伯魚も妻を去られたようである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
杏奴女史の先君の為めには、同じ大正二年に、其翻訳にかかる「フアウスト」の為めに装幀の図案をした。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
杏奴夫人の先君はわたくしに嘱するに、令息類君の為めに鍾馗の絵を作ることを以てした。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
己の亡命の因であった先君の夫人南子が前年亡くなっていたことは、彼にとって最大の痛恨事であった。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
己の亡命の因であつた先君の夫人南子が前年亡くなつてゐたことは、彼にとつて最大の痛恨事であつた。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
其上、今度主君の仇を討った功労者は、秀吉である、只今の場合、先ず聴くべきは先君の敵を打った功労の者の言ではあるまいか、と。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
「拙者は竹腰藤九郎でござる、お首を頂戴して、先君道三|入道殿の修羅の妄執を晴らす存念でござる」 それは背のずんぐりした白髪の眼だった男であった。
— 田中貢太郎 『赤い土の壺』 青空文庫
作例 · 標準
「先君の教えを忘れず、領民を慈しむ政治を心がけよ」と隠居した老臣が忠告した。
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先君の命日に合わせて、城下の人々がお寺に集まり、静かに祈りを捧げた。
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彼は先君から賜った名刀を家宝として大切に守り、子孫に伝えている。
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標準
(one's) late father
作例 · 標準
私の先君は厳格な人でしたが、庭の花を愛でるような優しい一面もありました。
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「先君が生きておられたら、今のあなたの活躍をさぞ喜ばれたことでしょう」
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先君の遺志を継ぎ、彼は傾きかけた家業を立て直すために奔走した。
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標準
ancestor
作例 · 標準
我が家には、戦国時代に武功を挙げた先君の肖像画が大切に保管されている。
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「先君たちがこの土地を切り拓いてくれたおかげで、今の私たちの暮らしがあるんだ」
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正月には親戚一同が集まり、先君の墓前に手を合わせて一年の無病息災を願う。
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