一季
いっき異読 ひとき
名詞副詞
標準
one season
文例 · 用例
一を一日と解しても宜い、一時間と解しても、乃至一月、一季、一年と解しても宜い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
―― ……然うは言つても第一季節は違ふ、蛙の鳴く頃ではなし、それに爾時は女房ばかりが同伴の、それも宿に留守して、夜歩行をしたのは糸七一人だつたのである。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
けさ三羽の仔鷲が相前後して飛んできたのは、一季に一度ぐらいの異例といってよい。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
弥太郎が撃ち洩らした鳥は、果たして尾白であったかどうだか判らなかったが、ともかくもその一季ちゅうに尾白の姿を認めた者はなかった。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
―― ……そうは言っても第一季節は違う、蛙の鳴く頃ではなし、それにその時は女房ばかりが同伴の、それも宿に留守して、夜歩行をしたのは糸七一人だったのである。
— 遺稿 『遺稿』 青空文庫
一を一日と解釈しても良い、一時間と解釈しても、一月、一季、一年と解釈しても良い。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
これが一季半季の渡り奉公というではなし、児飼いから馴染みの深い奉公人である。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
おっかさんの云う通り、一季半季の渡り中間なんぞは格別、かりにも侍と名の付いている用人や家来たちが、あと構わずに退転してしまうというのは、どうも面白くねえようだ。
— 吉良の脇指 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
この花は一季咲きなので、春のわずかな期間しかその姿を楽しめない。
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彼はプロ野球界で一季だけ輝かしい成績を残し、その後は怪我に泣かされた。
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一季限りの限定メニューが、SNSで話題になり行列ができている。
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標準
one year (esp. as an Edo-period duration of employment)
作例 · 標準
江戸時代の奉公人は、一季奉公として一年契約で働くのが一般的だった。
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「一季の給金をもらったら、田舎の両親に送り届けるつもりです」
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店の主人は、一季の働きぶりを見てから翌年の契約を更新するか決める。
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