炒り子
いりこ
名詞
標準
small dried sardine
文例 · 用例
四季折々の年中行事は、自然に接し、又その中へはいりこみ、そしてそれをたのしむ方法として、祖先が長い間かかってつくりあげたもので春夏秋冬を通じてそれは如何にもたくみに配置されているように思われる。
— 黒島傳治 『四季とその折々』 青空文庫
」 状勢がひっ迫するに従って、五六人の彼の同僚が、方々から、ここをめがけてはいりこんできていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
陳は、蒋介石の北上と共に、だん/\はいりこんで来た南軍の密偵と、便衣隊について調べるため街に出かけたのだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
半年という長い眠りにはいりこもうとするような自然は、それを眺める人の心を、寒く閉ざしていく静かさをもって、静かに最後の呼吸をしているようだった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
青島 僕はかまわず堂脇の家の広い庭にはいりこんで画を描いていてやった。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
堂脇はこんなふうに歩いて、お嬢さんはこんなふうに歩いてそうして俺の脇に突っ立って画を描くのをじっと見ていたっけが、庭にはいりこんだのを怒ると思いのほか、ふんと感心したような鼻息を漏らした。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
夢は悪夢だつた、恩愛の夢、執着の夢だつた、それは断ちがたい人間の絆であり軛であつた、人間としてあたりまへのものであつたけれど、私としては――かふいふ生活にはいりこんだ現在の私としては捨てなければならない夢だつた。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
というわけは、月はかならず、まい晩きてくれたわけではありませんし、ときには一つ二つの雲が、わたしと月のあいだにはいりこんでくることもあったからです。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
作例 · 標準
味噌汁の出汁に炒り子を使うと、コクが出て美味しい。
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おやつに炒り子をポリポリ食べるのが、子どもの頃からの習慣だ。
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炒り子とピーナッツを甘辛く炒めて常備菜にした。
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