煮干し
にぼし
名詞
標準
文例 · 用例
塩、醤油、酒、味醂、砂糖、味の素、かつおぶし、昆布、煮干しなどは、味付料としていずれもよき味の持ち主ではあるが、これはどこまでも補助材料であって、これらの味付けでなにかを美味く食うものと考えてはまちがいである。
— 北大路魯山人 『料理の妙味』 青空文庫
もちろん干したぜんまいをもどし、煮干しで味をつけた物だが、その煮干しのガサガサした歯ざわりさえ憶えているのだから、相当感銘したに違いない。
— 石川欣一 『飢えは最善のソースか』 青空文庫
“松”は私たちが訪ねてきてないかと見に来るのだとわかりましたので、私は“松”に、私がここに来ていることを知らせようと思って、玄関の前に私のゲタを並べ、その上に“松”の好きな煮干しを置きました。
— 斎藤弘吉 『私の飼った犬』 青空文庫
一時間ばかりすると、お手伝いさんが「煮干しがありません」というので、私が玄関に出て大声で“松”と呼ぶと、門のそばの電柱とゴミ箱の陰から“松”がとび出し抱きついてきました。
— 斎藤弘吉 『私の飼った犬』 青空文庫
少ない水と強い火で一旦煮て乾すから又ニボシともいふのである。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
少ない水と強い火でいったん煮て乾すからまたニボシともいうのである。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫