浸漬
しんし異読 しんせき
名詞動詞-サ変
標準
dipping
文例 · 用例
――偶々島津侯の邸内に月々理化學の講義があるのを聞知し――一日偶々同邸において和蘭人に出會し、電氣學の一部を研究することを得、是より蝋石面に種字を凸形に彫刻し、高度に溶解せる液體の中に浸漬し――」云々と。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
ここに歌よみて曰ひしく、枯野を 鹽に燒き、其が餘 琴に造り、掻き彈くや三 由良の門四の門中の 海石五に振れ立つ 浸漬の木の六、さやさや七。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
戸の外を、桜|樹立がぐるりと囲む……桜が……しんしんと咲き静まった桜樹立が真夜中に……棟を圧して桜樹立が……桜樹立がしんしんと……私は、ぞっとして夜具をかぶった。
— 岡本かの子 『病房にたわむ花』 青空文庫
その底がどれほど深いかその奥に何があるかいくら眼をこすってのぞいてもなんにも見えずたゞ眼がしんしんと痛むのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
けれども虫がしんしん鳴き時々鳥が百|疋も一かたまりになってざあと通るばかり、一向人も来ないようでしたからだんだん私たちは恐くなくなってはんのきの下の萱をがさがさわけて初茸をさがしはじめました。
— 宮沢賢治 『二人の役人』 青空文庫
山深き暁のながめ、しんしんとして物一つ動かぬ静かさは膚にしみわたりて単衣に寒さを覚えたり。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
ともよは、湊になにかいろいろ訊いてみたい気持ちがあったのだが、いまこうして傍に並んでみると、そんな必要もなく、ただ、霧のような匂いにつつまれて、しんしんとするだけである。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
――そういえばタイガーの入口の電飾はにんしんした支那女の入墨のあるお腹みたいだぜ。
— 吉行エイスケ 『職業婦人気質』 青空文庫
作例 · 標準
この漬物は、野菜を塩水に浸漬させて作られる。
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実験では、試料を特定の溶液に浸漬する工程があった。
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木材を塗料に浸漬することで、耐久性を高めることができる。
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