蜂房
ほうぼう
名詞
標準
hive
文例 · 用例
このごろはまた、自意識過剰とかいう言葉のひとつ覚えで、恥かしげもなくほうぼうへそれを言いふらして歩いているようです。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
またたとえば忠犬美談で甲新聞が人気を呼ぶと、あとからあとからいろいろな忠犬物語がほうぼうから出て来て、日本じゅうが犬だらけになり昭和八犬伝ぐらいはまたたくひまに完成するのである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
なんでも紙撚だったか藁きれだったか忘れたが、それでからだのほうぼうの寸法を計って、それから割り出して灸穴をきめるのであるが、とにかく脊柱のたぶん右側に上から下まで、首筋から尾※骨までたしか十五六ほどの灸穴を決定する。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
私は、わざとほうぼうのポケットに手をつっこんでみるのだ。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
私の頼んだ電気屋が偶然最悪のものであったかもしれないが、ほうぼうに鳴らない玄関の呼び鈴が珍しくないところから見ると私と同じ場合はかなりに多いかもしれない。
— 寺田寅彦 『断水の日』 青空文庫
冬の夜には、女王バチは、よく、町の通りをとびまわって、ほうぼうの家の窓からのぞきこむんだよ。
— ――七つのお話からできている物語―― 『雪の女王』 青空文庫
あなたは毎夜、但馬さんに誘われて、ほうぼうの大家のところへ挨拶に参ります。
— 太宰治 『きりぎりす』 青空文庫
但馬さんは自転車に乗ってほうぼう走り廻り、この三鷹町の家を見つけて下さいました。
— 太宰治 『きりぎりす』 青空文庫
作例 · 標準
養蜂箱の蓋を開けると、六角形の小さな部屋が規則正しく並んだ美しい蜂房が現れた。
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木の枝に作られた野生の蜂房から、おびただしい数の働き蜂が忙しそうに出入りしている。
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取り出したばかりの蜂房には黄金色の蜜がたっぷりと詰まっており、甘い香りが周囲に漂っていた。
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