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鋒鋩

ほうぼう
名詞
1
標準
the tip of an edged instrument
文例 · 用例
が、基康が、その鋒鋩を避けて相手にしないので、今度は自分を捨てて行こうとする成経と康頼に食ってかかった。
菊池寛 俊寛 青空文庫
昭和十三年には東亜の形勢が全く変化し、ソ連は厖大なその東亜兵備を以て北満を圧しており、米国は未だその鋒鋩を充分に現わしてはいなかったが、満州事変以来努力しつつあったその軍備は、いつ態度を強化せしむるかも計り難い。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
鋒鋩は已に明治卅五六年頃から有つたのではあるが、全く呉下の旧阿蒙に非ず、それは其後の鎌倉の修業もありませうし、母、妻、子に先立たれた苦しい経験もありませう。
尾崎放哉 入庵雑記 青空文庫
それが、まるで二重人格のように、それまでの彼にはけっして見られなかった、一種異様な鋒鋩の閃きなのであった。
小栗虫太郎 地虫 青空文庫
第三節に移りては詩想とみに凝り、多少の感慨主張は鋒鋩を露はし来りて、憤激の辞気は千歳癒えざる霊木の背の創に染み、とはに新らしき闘ひにしも慣れよ、その撓まぬ心のおごりこそわが世の栄なれ、幸なれと、急調に奏で了るあたり、奔湍のほとばしり壮なりとも称ふべきか。
蒲原有明 泣菫氏が近業一篇を読みて 青空文庫
露国をしてリワヂヤ条約を修正し、ついにイリ一帯の占領地を清国に還付せしめたるは、当時トルコとの紛擾ありて、多少露国の鋒鋩ほうぼう)を鈍らしめたるによるといえども、そもそもまた左宗棠の※言大に力ありしにあらざらんや。
日野強 新疆所感 青空文庫
たまたま日露戦役において、敗衂(はいじく)の辱をこうむりし結果、多大の障碍を受けて、陽にその鋒鋩を収め、一時慎重の態度を装うといえども陰にその爪牙を磨き、孜々として勢力扶植の道を講じ今や漸次再びその萠芽を発せんとするもの少からざるを覚ゆ。
日野強 新疆所感 青空文庫
) 足利尊氏兄弟が、異心の鋒鋩をあらわしたことや、一般の武士たちが宮方に対し、何んとなく不平を抱いている様子が、よく桂子には感じられたので、不安に思われてならないのであった。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
作例 · 標準
刀匠は研ぎ澄まされた日本刀の鋒鋩を慎重に確認し、光の反射具合に満足して深く頷いた。
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古い短剣の鋒鋩は長年の使用により僅かに欠けており、かつて激しい戦いに使われたことを物語っていた。
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彼は展示されている槍の鋭い鋒鋩を見て、その武器が持つ圧倒的な殺傷能力に思わず息を呑んだ。
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2
標準
sharp words
作例 · 標準
若き日の彼は鋭い鋒鋩を隠そうともせず、会議の場でも上層部に対して容赦ない批判を浴びせていた。
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最近の彼女の文章はかつての鋒鋩がすっかり失われ、当たり障りのない表現ばかりになっている。
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議論の最中、彼の言葉の端々に隠し切れない鋒鋩が感じられ、周囲は次第に沈黙していった。
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