非命
ひめい
名詞
標準
unnatural or untimely death
文例 · 用例
一瞬よ、――光よ、水脈よ、楽の音よ――酒のキユラソオ、接吻の非命の快楽、毒水の火のわななきよ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
頼朝死後、頼家、実朝が相次いで非命に斃れ、鎌倉幕府の命運|将に傾むかんとするが如き情勢を示した。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
「非命」の論の立つ所以で、ここは又儒家と岐れる。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
在るが故に慶ぶべきか、亡きが故に悼むべきか、在る者は積憂の中に活き、亡き者は非命の下に殪る。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
かくて劫初の昔より、かくて無数の歳月を、慈悲悔恨の弛無く、修羅の戦酣に、げにも非命と殺戮と、なじかは、さまで好もしき、噫、永遠のすまうどよ、噫、怨念のはらからよ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
かくて劫初の昔より、かくて無數の歳月を、慈悲悔恨の弛無く、修羅の戰酣に、げにも非命と殺戮と、なじかは、さまで好もしき、噫、永遠のすまうどよ、噫、怨念のはらからよ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
軍事には關羽・張飛・趙雲があつたが、關羽や張飛は早く非命に斃れ、趙雲一人は生存したが、之も久しからずして世を辭し、その以後には名ある大將は殆ど存在せぬ。
— 桑原隲藏 『支那史上の偉人(孔子と孔明)』 青空文庫
もし又強いて脱そうとすれば、如何なる政治的天才も忽ち非命に仆れる外はない。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
作例 · 標準
彼は敵との戦いに敗れ、非命の死を遂げた。
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予期せぬ事故により、若くして非命に倒れた友人を悼む。
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古文書には、多くの英雄が非命の最期を迎えたと記されている。
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