笏
しゃく
名詞頻度ランク #30091 · 青空 221 例
標準
shaku
文例 · 用例
それでその頃は立派な家柄の人紳の身ながらに笏や筆を擱いて弓箭鎗太刀を取って武勇の沙汰にも及んだということである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
」 という顔色で、竹の鞭を、ト笏に取って、尖を握って捻向きながら、帽子の下に暗い額で、髯の白いに、金が顕な北叟笑。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
そして一番偉い星は天狼星で、これは完全な人間の姿をもつて現はされ、王冠を戴き笏を手にしてゐる。
— 岡本かの子 『星』 青空文庫
宮本|仲笏は、扶桑略記に「純友|遙に将門|謀反之由をきゝて亦乱逆を企つ」とあるのに照らして見れば、是れ将門と相約せるにあらざること明らかなりと云つてゐる。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
(扇を笏に)それ、山伏と言っぱ山伏なり。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
」と悄れた肩して膝ばかり、きちんと正しい扇を笏。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
」 と半ば呟き呟き、颯と巻袖の笏を上げつつ、とこう、石の鳥居の彼方なる、高き帆柱のごとき旗棹の空を仰ぎながら、カタリカタリと足駄を踏んで、斜めに木の鳥居に近づくと、や!
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
余りの事ゆえ尋ねるが、おのれとても、氏子の一人じゃ、こう訊くのも、氏神様の、」 と厳に袖に笏を立てて、「恐多いが、思召じゃとそう思え。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
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笏(しゃく)とは、日本において束帯の着用の際、右手に持つ細長い板である。
出典: 笏 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0