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既済

きさい異読 きせい
名詞-の形容詞名詞
1
標準
already settled
文例 · 用例
」 セロ弾きは何と思ったかまずはんけちを引きさいてじぶんの耳の穴へぎっしりつめました。
宮沢賢治 セロ弾きのゴーシュ 青空文庫
その川沿ひの村は、八年前、鳥右さんが托鉢に出たときさいしよにいつた村でした。
新美南吉 鳥右ヱ門諸国をめぐる 青空文庫
かかる狂気じみたところのある僧であったから、三条の大きさいの宮の尼にならせ給わんとして、増賀を戒師とせんとて召させたまいたる時、途轍も無き乎、と麁語を訳しているが、これも髣髴たるに至らず、訳して真を失っている。
幸田露伴 連環記 青空文庫
無理に生木をひきさいて、それがために又なにかの間違いでも出来て、結局は新聞の雑報|種になって、近所隣りへ来て大きい声で読売りでもされた日には、飛んだ恥さらしをしなければなりませんから、家内にも因果をふくめて、とうとうそういうことに決めてしまったのです。
岡本綺堂 有喜世新聞の話 青空文庫
「おう機と云へばなイ手古奈、綿ちもんは立派なもんだど、明日にも一寸畑へ往つて見てきさい、なイ手古奈や雪のやうな白い實がなつたど」……いつになく兄が話をする。
伊藤左千夫 古代之少女 青空文庫
」 彼女は、そこまでいってくると自分の言葉で、激昂したと見え、着ていた縮緬の羽織の袖を口にくわえてベリベリと引きさいた。
菊池寛 第二の接吻 青空文庫
」 京子は、そういいながら、羽織の袖を、幾条にも引きさいてしまった。
菊池寛 第二の接吻 青空文庫
別れるときに泣いて困りました」「ふん」と言いながら上野は手帳の紙を一枚引きさいて、鉛筆を出して何か書きつけていたが、やがて、給仕をよんで、「君すまないが電報を一つうって来てくれ給え。
平林初之輔 山吹町の殺人 青空文庫
作例 · 標準
納付期限が過ぎていたので督促状を送ったが、確認したところ先週のうちに振込が既済となっていた。
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大量の事務処理に追われていたが、ようやくこの大型案件も既済のフォルダに移動させることができた。
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「この請求書、もう既済のスタンプが押してありますよ。危うく二重払いするところでした」
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