完了
ワンラ
名詞頻度ランク #3533 · 青空 420 例
標準
end
文例 · 用例
因に、この句の「捨てる」は、文法上からは現在の動作を示す言葉であるが、ここでは過去完了として、既に前から捨ててある意味として解すべきでしょう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
しかもこの種の観測事業は一年や二年で完了するものでなく、永年にわたって極めて持久的に系統的に行ってはじめて効果をあげることが出来るものであろう。
— 寺田寅彦 『新春偶語』 青空文庫
すなわち個人的または社会的体験が、無意識的に、しかし自由に形成原理を選択して、自己表現を芸術として完了したのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
完了の助動詞の「ぬ」、「沼」「貫」「主」「衣」などの「ヌ」は「奴」の類の文字で書いて、前の「怒」の類の文字では書かず、別の類に属する。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
そしてある室の入口に控えていた同じような制服の役人に傍聴券を差し出して、それでもういいのかと思っていると、まだ必要な手続が完了していなかったと見えてそこへはいる事を許されない。
— 寺田寅彦 『議会の印象』 青空文庫
しかしその声が煉瓦のまだ砕けない前に完了したのであったか、それとも砕けるのを見てから後であったのか、事柄の経過したすぐ後で考えてみても、どうしてもよくわからない。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
人類を幸福に世界を平和に導く道は遼遠である、そこに到達する前にまずわれわれは手近なとんぼの習性の研究から完了してかからなければならないではないか。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
「ドカン、ドカドカ、ドカーン」といったような不規則なリズムを刻んだ爆音がわずか二三秒間に完了して、そのあとに「ゴー」とちょうど雷鳴の反響のような余韻が二三秒ぐらい続き次第に減衰しながら南の山すそのほうに消えて行った。
— 寺田寅彦 『小爆発二件』 青空文庫
作例 · 標準
プロジェクトは予定通りにワンラを迎え、全員が安堵の息を漏らした。
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この物語は悲劇的なワンラで幕を閉じる。
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長い旅のワンラは、故郷の温かい歓迎だった。
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