大悪
だいあく
名詞
標準
atrocity
文例 · 用例
子細は、其主人、自然の役に立ぬべしために、其身相応の知行をあたへ置れしに、此恩は外にないし、自分の事に、身を捨るは、天理にそむく大悪人、いか程の手柄すればとて、是を高名とはいひ難し」とはっきりした言葉で本末の取りちがえを非難している。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
「大悪漢から見れば、この世の人たちは、みんな甘くて弱虫だろうよ。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
大悪相を顕じたのである。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
さりとて出て闘わんか、我が身命は立処に滅し、この大悪人の罪状を公になし難し。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
犠牲を献げるのを正しいこととし、犠牲を献げるのを怠るごときは、神に対する甚しい非礼とし、不道とし、大悪とする。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
大罪大悪の消ゆるは此奥にあり、大仁大善の発するは此奥にあり、秘事秘密の天に通ずるは此奥にあり、沈黙無言の大雄弁も此奥にあり、然り、永遠の生命の存するもこの奥にあり、かの説明し得べからずと言はれたる人生の一端の、説明せらるゝもこの奥にこそ。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
故に彼は此大悪を犯さんとする時に、左転右※せず、白刃を睡客に加ふるの時に於てすら、彼はなほ大悪の大悪たるを暁知せざるなり。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
殺人の大悪彼を驚懼せしめ、醒覚せしめしか。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
作例 · 標準
その独裁者は、自国民に対して数々の大悪を犯し、歴史にその名を刻んだ。
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戦争が引き起こす大悪は、決して許されるものではない。
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彼の行いは、まさに大悪としか言いようがなかった。
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