蒸気
じょうき
名詞頻度ランク #12001 · 青空 837 例
標準
steam
文例 · 用例
読みさしの頁をみるとなんだか胸を蒸気で圧されるやうだつた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
それに山の霧が多いので、いつも水蒸気で町の軒灯が紅色にかすんで、一層山間都市の華やかな感じを深める。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
時津から早岐まで、哀れげな小蒸気船に乗っての大村湾縦走はただうすら寒い佗しい物憂さの単調なる連続としてしか記憶に残っていない。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
千住よりの小蒸気けたゝましき笛ならして過ぐれば余波|舷をあおる事少時。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
そういう晩には綿入羽織をすっぽり頭からかぶって、その下から口笛と共に白い蒸気を吹出しながら、なるべく脇目をしないようにして家路を急いだものである。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
地平の果に蒸気が立つて、世の亡ぶ、兆のやうだつた。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
西北の仙丈岳を前衛として、駒ヶ岳、鋸岳、木曾駒山脈の切れ間に谷が多いので、このように水蒸気も多く、そうしてこの山を目がけて、吹きつけるのであろう。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
松本市で汽車を下りたが、青々とした山で、方々を囲まれていて、雲がむくむくと、その上におい冠ぶさっている、山の頂は濃厚な水蒸気の群れから、二、三尺も離れて、その間に冴えた空が、澄んだ水でも湛えたように、冷たい藍色をしている、そこから秋の風が、すいすいと吹き落して来そうである。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
作例 · 標準
沸騰したやかんの口から、真っ白な蒸気が勢いよく噴き出している。
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低温でじっくりと蒸気を当てることで、野菜の甘みを最大限に引き出す。
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冬の朝、冷たい空気の中で吐き出す息が白い蒸気となって消えていった。
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標準
steamboat
作例 · 標準
かつてミシシッピ川を往来していた巨大な蒸気が、今では観光船として活躍している。
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波を切り裂いて進む黒塗りの蒸気は、当時の人々にとって驚異の象徴だった。
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汽笛を響かせながら港に入ってくる蒸気の姿に、見物客たちは大歓声を上げた。
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ウィキペディア
蒸気 は、物質が液体から蒸発して、あるいは固体から昇華して、気体になった状態のもの。 あるいは水蒸気 (steam)の略語として用いられる。
出典: 蒸気 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0