常規
じょうき
名詞
標準
standard
文例 · 用例
これを這入って黒板塀と竹藪の狭い間を二十|間ばかり行くと左側に正岡|常規とかなり新しい門札がある。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
表面には「駒込|西片町十番地いノ十六 寺田寅彦殿 上根岸八十二 正岡|常規」とあり、消印は「武蔵東京|下谷 卅三年七月二十四日イ便」となっている。
— 寺田寅彦 『子規自筆の根岸地図』 青空文庫
で他人の酔つたり狂つたりして、常規を失するやうな言動が皆虚偽のやうに見えたらしい。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
これが始まると店の中であることも、東京の山の手であることもしばらく忘れて店の者は、快い危機と常規のある奔放の感触に心を奪われる。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
信吉の意に適っているのは、野放図、破天荒、横紙破り、常規を逸したもの、破目を外したもの、尻尾を出すこと――いわゆる反俗精神の裏づけあるものに限られていた。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
聖徳太子が數人の訴訟を一時に聽かれたなどといふ事は希有例外の談で、決して常規では出來ぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
併し無定の中に一定の常規が有り、有變の裏に不變の通則が存するのも、亦是世間一切の相の眞歸である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
毎日々々繰返してゐる張合のない朝の代りに、兎も角も常規から離れた目の覺まし方をしたといふ事も、またその明るさを幾分か助けた。
— 石川啄木 『病室より』 青空文庫
作例 · 標準
特例を認めることはできない。あくまで常規に従って処理を進めるべきだ。
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毎日の業務を常規通りにこなすことこそが、信頼を築く第一歩である。
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混乱期にあっても、彼は常に常規を失わず沈着冷静に行動した。
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