砂漠
さばく
名詞頻度ランク #6701 · 青空 456 例
標準
desert
文例 · 用例
火に充ちし手のナポリの聖女、心菫に泣ける薔薇、聖ギヂルが花、汝は見しや天の砂漠に汝が十字架?
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
それには都会の「人間の砂漠」の中がいちばん都合がいい。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
秒刻は銀波を砂漠に流し老男の耳朶は螢光をともす。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
本街道から製材所の横を切れると、もう既に裾野であるが、富士のそれとは違って、乾き切った砂漠で、セージと通称する白ッ茶けた草や、マンザニタと呼ばれるところの、灌木などが茂って、馬蹄の砂が濛々と舞いあがるのには、馬上|面を伏せて、眼をねぶるばかりであった。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
誰かも云ったように、砂漠と苦海の外には何もない荒涼|落莫たるユダヤの地から必然的に一神教が生れた。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
七 ファシストはアルプスを愛し、リベラリストはラインやエルベの川の景色を、マルキシストはツンドラや砂漠の景色を好むかもしれない。
— 寺田寅彦 『KからQまで』 青空文庫
アフリカの砂漠を進出するモスクワの夜の娘、驚歎した私踊りながら黒い両足が、ニコロの太腿を包囲して、混乱した男女の頭脳に、メゾ・ソプラノの鼻歌が巻きついてくる、私ニコロの前に日本紙幣束にして棄ててしまった。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
雪渓に高山植物を摘み、火口原の砂漠に矮草の標本を収めることも可能である。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
作例 · 標準
広大な砂漠の真ん中で、オアシスを見つけた時は感動した。
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砂漠の夜は冷え込みが厳しく、昼との気温差が大きい。
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彼の心は、まるで砂漠のように乾ききっていた。
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ウィキペディア
砂漠(さばく、沙漠)とは、降雨が極端に少なく、砂や岩石の多い土地のこと。年間降雨量が250ミリメートル以下の地域、または降雨量よりも蒸発量の方が多い地域などの定義がある。地球上の陸地に占める面積は19億ha〜34億ha(約20%~25%)に及ぶ。植物がほとんど生息せず、水分も少ないため、気温の日較差が激しい。よって農業には適さず、人間の居住が難しい地域(アネクメーネ)である。砂漠地は岩石(メサ、ビュート)・礫(れき)・砂・ワジ(涸れ川)・塩湖などで形成され、砂漠地の中で水が得られる希少な場所は人などが生息できるオアシスとなる。
出典: 砂漠 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0