捌く
さばく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞頻度ランク #33032 · 青空 269 例
標準
to handle well
文例 · 用例
女は歌垣に加わって歌舞する手並も人並以上に優れたが、それよりも、繭を口に含んで糸を紡ぎ出し、機糸の上を真櫛でもって掻き捌く伎倆の方が遥に群を抜いていた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
川上も下流も見えぬが、向うのあの岩山、九十九折のような形、流は五尺、三尺、一間ばかりずつ上流の方がだんだん遠く、飛々に岩をかがったように隠見して、いずれも月光を浴びた、銀の鎧の姿、目のあたり近いのはゆるぎ糸を捌くがごとく真白に翻って。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
が、姿は雨に、月の朧に、水髪の横櫛、頸白く、水色の蹴出し、蓮葉に捌く裾に揺れて、蒼白く燃える中に、いつも素足の吾妻下駄。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
……夜の蓮華の白いのの、いま真青な、麓の川波を綾に渡って、鼓の緒を捌くように響いて。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
海月に黒い影が添って、水を捌く輪が大きくなる。
— 泉鏡花 『海の使者』 青空文庫
沈没汽船引揚、及解体作業が完成して、愈々銅鉄品を売捌くに当って、闇取引をしたのである。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
」「ええ、こちらへ、」 と裾を捌くと、何と思ったか空を望み、破風から出そうにきりりと手繰って、引窓をカタリと閉めた。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」 と直ぐに縁づたいで、はらはらと、素足で捌く裳の音。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はどんな複雑な仕事でも、要領よく捌くことができる。
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彼は多くの部下を抱えながらも、皆をうまく捌いていた。
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トラブル発生時でも、冷静に状況を捌くことが重要だ。
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標準
to deal with
作例 · 標準
大量の注文を捌くために、工場はフル稼働している。
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あの店は人気なので、常に長蛇の列だが、店員が手際よく客を捌いてくれる。
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今日の午後までに、この書類を全部捌かなければならない。
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標準
to prepare (meat or fish) for cooking
作例 · 標準
釣ってきたばかりの魚を、手際よく捌いて刺身にした。
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彼は魚を捌くのが得意で、あっという間に三枚におろしてしまった。
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この包丁は、魚を捌くのに最適だ。
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標準
to sell out (completely)
作例 · 標準
新発売の商品が飛ぶように売れ、一日で在庫を捌くことができた。
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セール期間中に、残っていた古い商品を全て捌く予定だ。
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市場で仕入れた野菜を、新鮮なうちに全部捌いてしまいたい。
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標準
to untangle
作例 · 標準
絡まった糸を慎重に捌くのに、ずいぶん時間がかかってしまった。
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彼女は複雑に絡み合った人間関係を、巧みに捌いていく。
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もつれた髪の毛を優しく捌いて、櫛を通す。
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