魄
はく
名詞頻度ランク #32476 · 青空 144 例
標準
Yin energy
文例 · 用例
人事みな落魄して、心烈しき飢餓に耐へず。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
夢應の鯉魚は、三井寺の興義といふ鯉の畫のうまい僧の、ひととせ大病にかかつて、その魂魄が金色の鯉となつて琵琶湖を心ゆくまで逍遙した、といふ話なのですが、私は之をよんで、魚になりたいと思ひました。
— 太宰治 『魚服記に就て』 青空文庫
夜九時、大風|室を四匝せる石壁を透徹して雷吼す、駭魄して耳目きはめて鋭敏となり、昨夜御殿場旅館階上の月を憶ひ起し、一人|窃に戸を排して出で、火孔に吹き飛ばされぬ用心して、這ふが如く剣ヶ峰に到り、その一角にしがみ附きて観る。
— ――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 『霧の不二、月の不二』 青空文庫
ほんとに私を巣の中に運び込まうとする気魄が感じられた。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
高く抽き出でた花は蒐ってまぼろしの雲と棚曳き魂魄を匂いの火気に溶かしている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
落魄れた館へ帰って行った、 二三日経って女はまた湧玉の水のほとりで、男と会った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
西洋人に伍して角逐出来る体力や気魄に就て探りを入れたのである。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫
暗殺の目的は金や持物ではなくて、その旅人の有っている技能や智慧や勇気が魂魄と一緒に永久にその家に止まって、そのおかげでその家が栄えるようにという希望からだという事である。
— 寺田寅彦 『マルコポロから』 青空文庫
作例 · 標準
五行思想では、陰陽(いんよう)とともに、形而下の魄(はく)も重視される。
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古代の道教では、人の生命力は魂(こん)と魄(はく)から成ると考えられていた。
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この儀式は、天地の陰陽の気を調和させ、魄を養うことを目的としている。
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