刷く
はく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞頻度ランク #15664 · 青空 179 例
標準
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文例 · 用例
桔梗色に濃かった木曽御嶽の頭に、朝光が這うと微明として、半熱半冷、半紅半紫を混ぜて刷く、自分は思った、宇宙間、山を待ってはじめて啓示される秘色はこれであると、噫、何ぞ紫の筑波を説かん。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
時しもあれやさんとして、 身を顫はする学の長、雪刷く山の目もあやに、 たゞさんとして身を顫ふ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
左右の山々は、次第次第に、薄墨を合せ、鼠を濃くし、紺を流し、峰が漆を刷く。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
猛然として、藍染川、忍川、不忍の池の雪を思出すと、思わず震える指で、毛筋を引けば、手繰れば、扱けば、するすると伸び、伸びつつ、長く美しく、黒く艶やかに、芬と薫って、手繰り集めた杯の裡が、光るばかりに漆を刷く。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
秋は黄褐色、冬は灰鼠の色に、春先は暗紫色になり、そして春の終わりから夏の終わりまでは一色の緑を刷く雑木林の丘だった。
— 佐左木俊郎 『或る部落の五つの話』 青空文庫
切れたロウプは、護謨糸を弾いたように空に唸って、桟橋の群集の頭上を刷く。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
むくつけな男がいかつい手つきで刷いたのでは、どうも紅を刷くという感じが出ない。
— 上村松園 『京のその頃』 青空文庫
」 私はやけに頬紅を刷くと、大学生は薄い蒟蒻のような手を合せて、「怒った?
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
作例 · 標準
陶芸家は、釉薬を塗る前の素焼きの器に、顔料を刷いていた。
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染料を布に刷いて、オリジナルの柄の Tシャツを自作した。
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版画の制作過程で、インクを版に刷り、紙に転写する作業を行った。
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