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天資

てんし
名詞
1
標準
nature
文例 · 用例
こういう折々、いつも私は思うのであるが、これは氏の天資か、幼時からの都会の良家的「お仕込み」で、習性となって居る氏の動作が、このほか松葉杖つく画家K氏を、まめまめしく面倒見る氏の様子を、何事の美挙ぞと、私は眺めたことも度々あった。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
此の倫子の羽翼の蔭に人となったことは、如何ばかり右衛門をして幸福ならしめたか知れないが、右衛門の天資が勝れていなければ、中々豪華|驕奢の花の如く錦の如く、人多く事多き生活の中に織込まれた一員となって、末々まで道長の輝かしい光に浴するを得るには至らなかったろう。
幸田露伴 連環記 青空文庫
折しも、京都には天資英邁文武の諸芸に達し給うた後鳥羽上皇が、おはしましたから、討幕の御計画が進められたのは当然である。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
思うに、純真・快活・楽天性は彼女の天資であったのであろう。
合作の四 五階の窓 青空文庫
之に據つても顏囘が天資聰明の人で、孔子及び諸弟子から天才を以て遇せられたことがわかる。
桑原隲藏 支那史上の偉人(孔子と孔明) 青空文庫
たとえ、その一部分にてもこれを教えて完全ならしめんとするときは、かえってその人の天資を傷い、活溌|敢為の気象を退縮せしめて、結局世に一愚人を増すのみ。
福沢諭吉 文明教育論 青空文庫
もとより直接に事物を教えんとするもでき難きことなれども、その事にあたり物に接して狼狽せず、よく事物の理を究めてこれに処するの能力を発育することは、ずいぶんでき得べきことにて、すなわち学校は人に物を教うる所にあらず、ただその天資の発達を妨げずしてよくこれを発育するための具なり。
福沢諭吉 文明教育論 青空文庫
當時十二歳の童生で、大使の侍者として一行に加はつて居たが、天資聰敏な人で、船中にて已に幾分か支那語を習ひ覺えた。
狩野直喜 續狗尾録 青空文庫
作例 · 標準
彼の天資は、幼い頃から絵画の分野で際立っていた。
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生まれつきの天資を活かし、彼女は若くして国際的な舞台で活躍している。
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努力はもちろん大切だが、天資に恵まれていることも成功の要因の一つだ。
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