老死
ろうし
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
dying of old age
文例 · 用例
九如は老死して、その子がこれを伝えて有っていた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
九如は老死して、其子がこれを伝へて有つてゐた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
語らぬ恋の力が老死に至るまで一貫しているのは言わずもあれ、かれを師とするもののうちには、師の発展のはかばかしくないのをまどろッこしく思って、その対抗者の方へ裏切りしたものもあれば、また、師の人物が大き過ぎて、悪魔か聖者か分らないため、迷いに迷って縊死したのもある。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
次の日に、これは何人の墓であるかと訊いてみると、某家の男が早死にをして、その妻は節を守ること五十余年、老死した後にここに合葬したのであることが判った。
— 閲微草堂筆記(清) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
さてこれからお話ししようとする所は、「無明もなく、また無明の尽くることもなく、乃至、老死もなく、また老死の尽くることもなし」 という一節であります。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
ところで最初の所は、有名な「十二縁」の問題を取り扱っているのですが、『心経』には「十二因縁」の一々の名前はなくて、ただ最初の「無明」と、最後の「老死」とを挙げてあるのみで、その中間は、「乃至」という文字でもって省略してあるのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
したがって、はじめから無明がなければ、無明の尽きることもなく、自然、老死もなく、また老死のつきることもないわけです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
そして無明を根本として、老死の道を辿り、同時にまた、老死を基礎として、無明への道を辿り、ここに「十二因縁」の順と逆との二つの見方によって、ついに「十二因縁皆心に依る」という、さとりの境地にまで到達されたのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、大きな病気をすることもなく、家族に見守られながら安らかに老死した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
全ての生きとし生けるものは、生老病死の苦しみから逃れることはできない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
ペットの亀は、特別な事故もなく、天寿を全うして老死した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro